昨年10月の「西日本の漆を守る会」では、
12月には、佐賀県へ。
渡邉さんが鳥栖で16年前に植えた
70本のうち、生き残った20本弱
を見せていただきました。
今年1月には別のウルシノキを見に杷木へ。
持ち主の梶原さんは、一昨年の講演会で
お知り合いになった方です。
梶原さんは林業家で、
浄法寺へ何度も赴きウルシノキ栽培の
ノウハウを学んでらっしゃいます。
この日、福岡では珍しく積雪しました。
葉を落とした6年もののウルシノキ。
春になれば、また葉っぱが出るそうです。
梶原さんは、実生(みしょう)と言って
種から発芽させることに成功されました。
漆の実の外殻。
これを取り除くと・・・
貴重なお話が聞けたと、驚きの声が。
福岡と漆。
過去から現在をつないだ講演会。
(埋蔵文化財センターさんからお持ちいただいた、縄文時代、弥生時代の出土品)
( 松生順からは、黒田官兵衛の兜のお話し。)
(松生まさよからは、漆のDNAや産地について)
(漆掻きの用具)
渡邉さんにもお越しいただいたので、
ウルシノキについて紹介したところ、
興味を持たれる方が現れました。
この日は、浄法寺で漆掻きの研修を受けた
大西さんを含めた顔合わせが叶い、
北部九州の漆人が集結した感があります。
3月には、分根にチャレンジしてみよう
ということで、渡邉さん、梶原さん、大西さんはじめ
協力して下さる方々が集まりましたが、
あいにくの雨で中断。
(この日は、ぬり松は参加できず)
というわけで、今回は分根リベンジの集まりです。
福岡県、佐賀県から総勢16名が集いました!!
この木は今年で伐採予定とのこと。
木の生え際から根っこを掘り当てます。
1時間近くかかったでしょうか?
木の高さほどはあろうかと思われる
木の根っこを掘り出します。
参加者は各自、切断された根っこを持ち帰り、
苗に育てることになりました。
うちの子です。
渡邉さんからのアドバイスは
「斜め45℃に土に植える」。
どうなるのでしょうか?
小学校で経験した挿し木を思い出して
1本は水に漬けてみました。
あのときのアジサイのように根っこが
生えてくれると良いのですが・・・。