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2016年3月20日日曜日

「神話を楽しもう 第2回 ~古代製鉄と神々~」     お話し会のご案内



工房ぬり松、松生まさよです。


漆掻き、そして、呂色漆や弁柄漆を作るとき、
鉄が必要です。

鉄について学んだことが、かなりの量になりましたので、
古代製鉄についてお話し会をします。

古代史が苦手な方でもわかるように、やさしく解説しますので
気軽にご参加ください。
お待ちしています。


「神話を楽しもう 第2回 ~古代製鉄と神々~」

場所)書斎りーぶる 2Fセミナールーム 地図

日時)2016年 4月8日(金) 18:30~20:00

参加費)1000 円(資料代込) 当日お支払いください


※お申込みは

  ・Face Book のイベントページ

   または
  ・メール:mameyacco@gmail.com (松生まさよ)

     お名前、参加人数、緊急連絡先をご記入ください


※講座終了後に懇親会をします。ご参加の場合のみ、お申込みの際にお知らせください。

 会場近隣の居酒屋さんで、90~120分程度を予定しています。



<内容紹介>

鉄の神様はたくさんいらっしゃいます。

スサノオ神、大国主神、金山彦神、金屋子神、アメノヒボコ、

天目一箇神、アマツマラ、稲荷神・・・


今回は、知っているようであまり知らない鉄について。


日本列島には稲作と一緒に鉄が入ってきました。

田んぼや水路を作るには、鉄製品が必要です。

日本で出土した最古の鉄器は、糸島の曲り田遺跡のものです。



その後もいろいろなルートで製鉄技術を持つ人々が流入します。

それぞれに信じる神を携えて。

人々は鉄でクニを作り、やがてクニ同士は争います。



武器もやはり鉄。

最近人気の「日本刀」も鉄ですね。

日本には独自の「たたら製鉄」という製鉄法があり、

そこから生まれる 鉄は、世界に類を見ない強度を持ちます。



たたら製鉄は5~6世紀に始まりますが、当時の巨大製鉄遺跡が

九大伊都キャンパスの下に眠っています。



たたらは江戸時代まで続きますが、明治維新で近代製鉄が始まると、

東北の釜石と北九州の八幡に最初の製鉄所ができます。

北九州で初めの一歩が踏み出されたのは偶然でしょうか?!



そのほか、民間伝承の炭焼長者や、

桃太郎の元になった吉備の温羅など、

不思議面白いお話しも交えて、

かた~い鉄を やわらか~くご案内します。



1回目の内容をご存じなくても、大丈夫です。

ご参加をお待ちしています。

2016年2月9日火曜日

和布刈神事




















ぬり松の 「和布刈(めかり)」シリーズは、北九州市門司区
にある和布刈神社の「和布刈神事」にインスパイアされて
制作しています。

昨年、「和布刈」のタイトルで第4回そば猪口アート公募展
入選したので、御礼とご報告のため、和布刈神事へでかけてまいりました。



和布刈神事とは、ワカメの新芽を刈り取って神前に供する儀式で、
山口県の住吉神社、島根県出雲市の日御碕神社でも行われます。

古代人は、繁殖力の強い植物に霊力を感じ、とりわけ
元旦の新芽は、その力が最強になると考えました。
正月七日に七草粥をいただくのも、そういった植物の力を
取り込む行為なのです。


昨日、2月8日は旧暦の元旦。新月で大潮です。
和布刈神社は、早鞆の瀬戸とも言われる関門海峡に面しています。

0時に福岡市を出ました。途中、古賀で休憩を入れて
神社に着いたのは2時前です。

着いたとたんに奉納神楽が終わってしまい、
残念。














神事が始まる2時半まで、たき火にあたって待ちます。
海峡の水流は激しく、ざぁざぁと音を立てています。

2時半になると、神主さんがたき火(忌火)を清めます。

神事を行う神職が拝殿で清められ、
「桶」「鎌」「松明」を受け取ります。




忌火で松明に着火すると、社殿の前の石段を降りて
海に入ります。

目の前をぱちぱちハゼながら通過する松明。
ご神職はキリリと緊張しています。


気温は2℃くらいでしょうか。
風は思ったほど冷たくありませんが、
足袋にわらじで海水に浸かるのは厳しいですね!

毎年参拝していそうな方が
「今年はワカメが少ないね」とおっしゃっていました。
松明で真っ黒な海面を照らしながら、
鎌でワカメを刈ります。

20分ほどでしょうか?和布刈が行われます。

対岸には下関の明かりが見えます。
途中、海峡を船が通行し、
神社の真上を通る関門海峡大橋が、
どぉーん、と妙な音を響かせます。

現代と古代の景色がコラージュされた、不思議な光景です。

動画や画像で和布刈神事を見て感動し、
黒い海に散る火の粉と水面の透明感を
表現した「和布刈塗り」ですが、

  漆という古代のテクノロジーと、
  ぬり松、の現在進行形技法。

現代と古代のコラージュ。
という思わぬ符号を見出しました。



最後に報道関係者向けの撮影があり、照明が点灯。


ワカメが入った桶を神前にお供えして、神事終了です。

到着後も参拝しましたが、
神事によってご祭神が生まれ変わったような気持ちになりますので、
再度参拝。

社務所では、「直會のわかめ」を領布しています。


こちら、夕食の鍋料理に入れていただいたところ、
超美味でした!


和布刈神事は毎年行われます
見学者は20名ほどでしょうか。
そんなに混雑せずよい具合です。
自動車は神社入り口付近に駐車していました。
防寒対策バッチリでおでかけください!





























草戸千軒ミュージアム

昨年末に、広島県の草戸千軒ミュージアムへ行ってきました。

草戸千軒遺跡では、漆芸の道具や漆器が出土し、
ミュージアムでは中世の漆工房が再現されています。

研究所のblogに詳しく書きました。


博多漆芸研究所blog 該当記事へ